- 日時
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2025(令和7)年6月19日(木)
- 場所
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野洲市総合防災センター2階研修室
- テーマ
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「 外国人材の雇用と人権 」
- 講師
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王 梓軒 さん
滋賀県外国人材受入サポートセンター 専門相談員坪川 貞幸 さん
滋賀県外国人材受入サポートセンター 専門相談員 - 参加者
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29名
市内の事業所においては製造業、運輸・建設業のみならず農業、小売・サービス業、医療・介護・福祉の分野等に多くの外国人材の人たちが就労されています。日本では少子高齢化や人口減少により日本人の若い社員の獲得が難しくなっています。適材適所や人材活用の面からも、国籍にこだわらず幅広く求人を行うことが望まれます。事業活動のグローバル化、多様化する社会への対応策の1つとして、外国人材の雇用が有効となっています。外国人材の雇用は、優秀な人材の確保や、グローバル化への対応、組織の活性化といった多くのメリットがある一方で、在留資格などの制度・手続きや、文化的背景の違いへの留意や人権に対する配慮も必要です。外国人材を円滑かつ適正に受け入れるためには、そのメリットと留意点を知っておくことが重要です。

特定技能や技能実習について、高度人材について、外国人の人権等についてお話しいただきました。
1.高度人材について
講師 王 梓軒 さん
滋賀県外国人材受入サポートセンター 専門アドバイザー
①人手不足に悩んでいる滋賀県
背景には有効求人倍率常時全国トップであり、激しい人手不足になっている。
妥協解決案として、大卒から高卒へ、新卒から中途採用へ、正社員から非正規や派遣へ

②滋賀県の外国人労働者増加の勢い
背景として例年増加傾向にあり、現場労働者として活躍しており、多くの企業労働力不足を解消している。
外国人労働者(技能実習生や日系労働者)は低賃金、低技術、日本語を上手に扱えない状況にある。
③外国人の就労と在留資格
在留資格とは官公庁(出入国在留管理庁)の許認可であり、就労の資格は技能実習生、特定技能、技術・人文知識・国際業務などがある。
④外国人労働者のイメージ
- 現場労働力解消人材
- 派遣・契約社員(技能実習生・特定技能)
- 目的は出稼ぎである。日本語能力は意思疎通が困難であり、単純労働でありコスト的に多くの出費がかかり失踪や借金のトラブルがある。
- 中核人材(主に大卒採用)
- 高度人材:特定活動46号、技術・人文知識・国際業務
- 日本に定住するのが目的、日本語能力は比較的堪能、中核人材・総合職としての役割が求められる。コストは日本人新卒と同等であり、トラブルはほぼない状況である。
⑤日本の大学における外国人留学生
来日の目的は、文化体験で日本に定住、勉強で日本で活躍、国際交流で両国の懸け橋となる。
- 公費留学生
- 母国が支援し、日本に来た留学生
- 私費留学生
- 親族が支援し、日本に来た留学生
⑥外国人労働者の雇用コストの比較
- 留学生の初年度コスト
- 月給22万円(ボーナスあり)その他50万円(社会保険事業事業主負担分)
- 年間コスト 350万円
- 技能実習生の初年度コスト
- 月給18万円(ボーナスあり)その他200万円(社会保険事業主負担分、住所確保、管理団体等)
- 年間コスト 500万円
⑦留学生と日本人学生との違い
- 留学生入社理由
- キャリアアップできる、育成環境完備、将来裁量権がある程度与えられ、活躍したい
- 日本人学生の入社理由
- 楽に働きたい、安定している、休みが多い
⑧外国人留学生の就職状況
- 大都市圏の状況
- 就職状況がうまくいかず帰国、日本に残るために、大都市圏のブラック企業に入る。
- 地方の状況
- 地方に定着しない、大都市圏での就職が主流
- 上記の状況となる原因
- 大都市圏にしか留学生向けの就職情報が来ない。
➈地方企業と留学生との両片思い
- 留学生
- 留学生を雇用してくれるか不安、企業情報が見つからない
- 地方企業
- トラブルの際の責任、近所に住む人を見たことが無いので不安、マッチング手段が不明
⑩外国人留学生を雇用するには
- 重要項目
- 雇用可能な在留資格の確認、雇用条件の決定、求人、マッチ後在留資格の確認、入社手続き
- マッチングしてから
- 採用決定、在留資格資料準備(企業と学生両方あり)
- 在留資格申請、追加資料の対応
- 物件探し、引っ越し準備
- 引っ越し、入居
- 入社、社会保険などの関連手続き(日本人と同様)
⑪外国人留学生を雇用する際によく用いられる在留資格
- 以下の特徴を持つ留学生 →在留資格種類 特定活動46号
- 日本の大学・院卒以上
- 日本語が堪能(日本語能力N1以上)
- 以下の特徴を持つ留学生 →在留資格種類 技術・人文知識・国際業務
- 国内外大学・院卒以上
- 大学や院で学習する専門と業務とのマッチング
- 日本語でほぼ支障なく使える(日本語能力N2以下)
⑫求人のポイント
- 求人方法
- 求人票にアピール、留学生向けの合同説明会に参加、大学のキャリアセンターに連絡、雇用契約書および労働条件通知書の準備
- 求人票にお勧めの明記内容
- 日本語能力(1人目はN1以上)、留学生歓迎、業務内容、求める言語
⑬採用の流れ
- 在留資格の申請準備
- 申請する在留資格の確認、留学生本人による資料準備と企業への提出、留学生からの資料提出を受けて企業による資料作成と出入国在留管理庁への資料て提出
⑭外国人留学生の定着
- 活躍する場の提供
- キャリアアッププランの明確化、責任を持つ仕事に従事する機会
- 環境の提供
- 人間関係構築のフォロー、多様な考え方の容認、多様な仕事解決方法の容認
⑮望ましい企業支援
- お勧めの支援
- 永住者支援(定着)
- 引っ越し支援(入社)
- 住所確保サポート(入社)
- 車支援(定着)
⑯外国人留学生雇用のメリット
- 優秀な人材の確保手段が増加
- 社内活性化もできる
- ビジネス機会の増加
⑰外国人労働者が当たり前の時代(8年前に比べて)
- 外国人労働者が約1.6倍
- 高度な外国人材の雇用数が約5.6倍
- 外国人雇用をしている事業所数が1.6倍
- 外国人採用の半分以上は30人未満の企業
2.技能実習と特定技能
講師 坪川 貞幸 さん
滋賀県外国人材受入サポートセンター 専門アドバイザー
①日本企業の外国人材の採用における課題
- 日本語の能力(日本企業が外国人材に求める日本語の能力)
- 日本人と同程度の日本語能力(ネイティブ・ビジネスクラス上級)
- (課題)日本人社員とのコミュニケーション力(求められる日本語の能力)
- (課題)日本人社員や他の外国人社員との協調性(社内環境の整備)
- (例)日本人学生と同様の社員教育に対応できる日本語の能力
- 日本人と同程度の日本語能力(ネイティブ・ビジネスクラス上級)

②就労が可能な業務の範囲(日本企業が外国人材に行う人材育成)
- メンバーシップ型雇用の人材育成(ジョブローテーション・キャリアパス)
- (課題)在留資格による業務範囲の制限(技術・人文知識・国際業務など)
- (課題)外国人材を活用できる管理職・管理者の育成(日本人管理者の教育)
- (例)他の部署の業務への応援・臨時的な部署異動・能力不足による配置転換
③日本企業の外国人材の採用における課題
- 継続的な労働力(日本企業が外国人材に求める労働力)
- 継続的な労働力の確保(業務の熟練度・経験による後輩社員への指導)
- (課題)日本人社員とのコミュニケーション力(日本語の能力不足)
- (課題)在留資格の更新が認められる限度(派遣社員と同様)
- (例)人材育成に適さない・あくまでも臨時的な労働力不足の調整
アンケート回答結果
| 1. | 講演内容の感想 |
|---|---|
| 1 | 外国人材を雇用するにあたって気を付ける点や会社でどの様に運用すべきかについて参考になった。 |
| 2 | 貴重なお話を頂きありがとうございました。 |
| 3 | 音声が響反して聞きづらかった。 |
| 4 | 留学生の就労など知らないことを学ぶことができた。 |
| 5 | 特定技能・技能実習生の事はよく知ってますが、高度人材について非常に分かりやすい内容でした。 |
| 6 | 外国人材の、特に雇用について勉強になりました。 |
| 7 | 外国人の雇用と支援については、良くわかったが、標題にある、人権については、あまり説明がなかったのが残念だった。 |
| 8 | 技能実習と特定技能などの違いやレベルが自分なりに理解出来たのでよかったです。 |
| 9 | 大変勉強になりました。ありがとうございました。 |
| 10 | 全く外国人採用について知識がなかったが、まずは窓口を知っただけでも前に進めた感じがした。 |
| 11 | 実際の滋賀県の窓口の方に来てもらいお話の内容が深くよかった。 |
| 12 | 少し早口な所があり、内容が聞きづらかった。ただ熱意は伝わりました。雇用内容をしっかりと伝える為に対応した言語を利用する方法がある。 |
| 13 | もうすでに採用していますがあらためて仕組みが分かりました。留学生に対しての考え方が変わりました。 |
| 14 | 外国人が指導者になることが出来れば良いと思いました。 |
| 15 | 外国人留学生の話は初めて聞きました。今は、技能実習生を2人採用していますが、外国人留学生の雇用も考えてみようと思います。ありがとうございました。 |
| 16 | 中小企業で外国人採用が多いことがわかった。(まわりでよく見かけるが、どこで働いておられるのかよくわからなかったので)やはり工場が多い? |
| 17 | 外国人留学生が就職を希望してても、70%近くが仕事に就けていないというのは、非常に驚きでした。 |
| 18 | 研修の始めに、講師の王さんから名刺をいただき感心しています。講師としての意気込みが伝わってきました。資料が良く、説明も良くしていただいた、世の中の外国人受入状況が理解出来ました。 |
| 19 | 実際に当社での外国人の方の受入れは難しい状況ですが、非常に優秀な方もたくさん居て、企業によっては、採用することで様々な利点があることを知ることが出来ました。在留資格によって制限があること(従事できる仕事が決まってしまう)は知らなかったので、参考になりました。 |
| 20 | 高度人材については初めて聞きました。イメージとして高度人材の方が介護施設に来て下さることが無いように思いましたが、そのような事例があれば知りたいなと感じました。(直接介護だけでなく、事務作業や相談業務などでも) |
| 21 | 外国人労働者に種類があったとは知らなかった。人手不足は今後より進むので、知識を得れた。 |
| 22 | せっかく日本に興味を持って留学しに来てくれている学生たちが7割は就職できずに帰国されていると聞いて驚きました。日本の少子化で人口が減って、人材不足が多いと思うので、外国人雇用を増やしてどんどん戦力になってもらえたらいいなと思いました。 |
| 23 | 外国人の留学生が、せっかく大学で学んだのち日本で就職する事が、こんなにむずかしいのかと知りました。 |
| 2. | ご自身が「外国人の人権・雇用・生活」について気づいたこと、学んだこと |
|---|---|
| 1 | お話を伺ったうえで、実際の雇用に続ける難しさを改めて感じました。 |
| 2 | 相談する部署が滋賀県にもあること。 |
| 3 | 外国人採用に向けて、自分自身が法律や制度の理解をアップデートしていかなくてはならない。 |
| 4 | 高度人材の雇用を通じて特定技能のフェロー6つなげていました。望ましい企業支援は非常に参考になりました。 |
| 5 | 雇用について、日本語能力の重要性、接客要素がある職種で、高い賃金ではない業種には難しいかと感じました。 |
| 6 | 外国人の雇用の現状と求人方法についての事例が良く理解できた。 |
| 7 | インバウンドで観光だけだと思っていたが就職したい人がたくさんいることに驚いた。 |
| 8 | 外国の方の意識(どう思っているのか) |
| 9 | N2:日本の大学が受けられる。外国人の方の就職が困難ということが分かり、受け入れる体制も必要だと思った。就労には在留資格が必要だということ。 |
| 10 | 文化や言語の壁が大きなハードルになっている。コミュニケーションに困難を感じている外国人が多い。外国人労働者はこれからの日本に重要な存在。外見や名前、出身国で不当な扱いをうけないような職場づくりが必要。異なる文化を尊重して共に生活していくための意識や仕組みが必要。 |
| 11 | 日本人とのコミュニケーションのとり方のむずかしさ |
| 12 | 留学生の雇用について、留学生は介護を希望する方は少ないのではないかと思いました。 |
| 13 | 外国人労働者の雇用コストが、技能実習生より留学生の方が、安くすむという事が初めて知りました。 |
| 14 | 大学から新卒のように留学生を新採するという考えはなかったので、そのような方法もあるのだと思いました。技能実習と特定技能の違いが理解できた。 |
| 15 | 特定活動46号は全く認識が無かった為、大きな学びとなりました。 |
| 16 | 自分自身が30才前後に、海外(カリフォルニア)に2年間駐在しました。その時の回りの人達の対応が良く、良い印象を持ちました。やはり、お互いが認め合うことが大事だと思います。本日はありがとうございました。 |
| 17 | 日本で働く理由は色々あるが、キャリアアップ目的の方がチャレンジとしていることは知らなかったので勉強になった。「外国人労働者=コストをおさえる」という考えは古いと分かった。 |
| 18 | 現在、外国人雇用を受け入れていますが、仕事を教える上である程度日本語を読み書きできる人材でなければ、意思疎通が難しいえと感じました。特定技能を採用している為、「N1」レベルの方の採用も考える必要があると思いました。 |
| 19 | 雇用の事は少し企業の大きさなども必要かと思います。私は、生活の方で、外国の方が、買い物に店を利用して下さいます。やはり、日本語力が少し物足りなさを感じています。金銭のやりとりは、まずまずですが、複数人で行動されているので、大切かと思います。外国の方がどこでお住まいなのか?何人かでシェアハウスで住んでおられるのか?気になります。後、福祉施設で、ご尽力して下さってる外国の方にもであってます。日本の勉強もして下さってますが、まだまだ仕事への支援も精神的支援もしっかりサポートを幅広く見てもらいたいです。 |